初級編
お子さんが、1から10くらいまで理解できるようになったら、
1から4までのトランプで神経衰弱して遊んでみてください。
ワークで数の理解を深めるのもよいですが、親子でトランプ遊びをする方が、
いきいきとたのしく取りこんでくれますよ。
【用意するもの】
・1から4までのすべてのトランプ(16枚)
【遊びかた】
用意した16枚のトランプを伏せて置き、
通常の神経衰弱の要領で順番に2枚のトランプをめくってゆきます。
それとの違いは、めくった2枚のトランプが、足して「5」になれば
自分のものにできる点です。
すべてのカードがなくなったら、手持ちのカード数で勝敗を決めます。
勝敗を決めることに意味がある(そうすることでゲームが白熱するなど)のは、
小学生以降なので、お子さんが小さい場合は、カードがなくなったら「おしまい」。
純粋にゲームを楽しんでくださいね。
中級編
小学生になったら「繰り下がりのある引き算」に出合います。
さほど苦労なく取り組める子がいる(上の子がそうでした)一方、
マスターするのに、子も親も大変な思いをするケースもあります。(下がそうでした、涙)
塾に通っていないうちの子どもたちは、家庭学習を一緒にしていますが、
下の子の学びにおいて、一番苦労した単元だった気がします。
「補数(足して10になるための数。例えば4の補数は6、8の補数は2など)」が
間髪入れずに言えるくらいに体に染みついていれば、繰り下がりのある引き算で、
あんな苦痛を味わう必要はなかったはず・・・。
今回紹介した神経衰弱もどきゲームを、10までの数にひろげてとことん
遊んでおけばよかったなぁ、と思うところでもあります。
「大変な思いをした」のが嫌なのではなく、苦労してできるようになったものの、
勉強することに対してマイナスイメージがうまれる、というのが一番悲しいのです。
このトランプ遊びでわいわい遊ぶことが、いちいち考えなくてもさっと補数がでてくる
手助けになればと思います。
【準備するもの】
・1から9までのすべてのトランプ(36枚ですね)
【遊びかた】
初級編と同じですが、ゴールは2枚のトランプを足して「10」のときです。
上級編
数遊びというより、場の空気をかえる「親子遊び」という位置づけですが、
①12までのすべてのトランプ使って、2枚を足して「13」をゴールにしたり、
(使うカードをかえて、「12」や「11」がゴールになるようにも遊べます。)
②ジョーカー(「0」とする)と「13」の組み合わせで「13」になる
(「13」になる組み合わせが、「12と1」と「13と0」2通りに増える)
③12までのすべてのトランプにジョーカーを入れ、ジョーカーをめくった人は、
その時点で持っているすべてのトランプを机上に戻す
など、その日の気分でやることが多いです。③が断然燃えます!
わが家では、問題集をしていて集中力が切れかけているときに、
このトランプ遊びを提案することが多いです。
そして1ゲームか2ゲームしたら、また問題集に戻ります。
お子さんの成長にあわせて、遊んでくださいね。